夏の火
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夏祭りも近づくある日、ヘプタルクの武器商で店番をするアルマは、酒飲み仲間たちから巷間をにぎわす鬼火の噂話を聞く。真夜中、人を惑わすようにふらふらと宙を飛ぶという青白い火の玉は、はたして秘宝のありかを教える精霊か、はたまた夏至の夜空に踊るという人ならぬ妖の魂か? 鬼火の正体を確かめようと話し合う面々は、だがふとした事から地元の警備兵とのいざこざに巻き込まれて……。幻想風味の人情話。
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